季節の変化とか装備とか
季節が変わる目安となる「暑さ寒さも彼岸まで」という言い回しがありますよね。
カナダは国土が広いので一概には言えない部分はありますが、Thanksgiving Day(感謝祭)のロングウィークエンドを過ぎると日中でも急激に冷え込み始めます。
Thanksgiving Dayとは、カナダ(10月第2月曜日)とアメリカ(11月の第4木曜日)で一般的に行われている行事で祝日となっています。家族や親戚で集まり、ローストターキーとパンプキン料理を食べる日ということでご存知の方も多いのではないでしょうか。
このThanksgiving Dayは元来「秋の収穫を祝う行事」として行われていたものです。アメリカと比べてカナダの冬は早く始まることから、穀物の多くが早めに収穫され感謝祭も早くなっているのです。
さて、その週末には上の写真のように、絶好のサイクリング日和だったのですが、翌日には...
雪がパラつくではなく、本降りです。
日中気温は一桁でも0℃には達しないため本格的な積雪はありませんが、車の往来や地熱で雪が融けて夜間に凍結します。気温が上がって路肩の氷が融ける午後にならなければ外乗りには出られませんし、日没時間も考えると夏のような長時間は厳しいのです。
そして何より、冬の装備は欠かせません。ただ、気温と空模様を見ながらの準備だけでも大変ですよね…。
Altura Women's Synchro Long Sleeve Jersey (左)15℃対応
Pearl Izumi Women's City Ride Warm Jersey(右)15℃対応
どちらのジャージも、保温系のベースレイヤーを重ね着して気温8~5℃でOK。風が強い日や空模様が怪しい日にはウィンドブレーカーを羽織ります。ただし、ヒルクライムでは「暑っ」となり、ダウンヒルは「寒っ」となるのが冬のライドの難点ですね。
アルチュラのジャージは、ランニングジャケットとしても活躍してくれています。ジッパー付きの背面ポケットが便利です。
このパールイズミのジャージは、いかにもサイクリングジャージというカットではないので、スポーティーな羽織ものとしても個人的にはOKかな。
Pearl Izumi Premium Shoe Cover(左上)0℃対応
GORE BIKE WEAR Element Lady Windstopper Soft Shell Plus Tights(右上)0℃対応
Shimano High-Visible Bike Gloves(左下)-10℃対応
MCTi Lightweight Sensitive Touch Screen Gloves Liner (右下)
パールイズミのシューカバーは本当に快適です。つま先にミニカイロのポケットが付いているのですが、気温5℃程度でカイロを入れなくても大丈夫でした。真冬も活躍してくれること間違いなさそうです。
気温5℃までこの防風タイツのみでOK(10℃だとちょっと暑いかな)。さすがはゴアバイクウエアですね。それ以下の気温では保温系ベースレイヤーをプラス。
冬の午後は特に可視化が重要なので、手信号が目立ちやすいネオンイエロー!ウェアやバイクとのカラーコーディネートは二の次です。このシマノのグローブは防風防水で-10℃対応ですが、5℃以下では途中で指先がかじかむためグローブライナーを重ねます。グローブライナーは指先がタッチスクリーン対応となっていて、冷え込む中でのスマホ操作で素手にならずに済みます。実はグローブのサイズはメンズSで、そのままでは私の手には若干大きいのですが、ライナーを重ねるといい感じのフィットになります。ぴったり過ぎると、体温で温まった空気の層が対流せずに冷えるのです。
冬のサイクリングでは、とにかく寒さを軽減して快適に安全に走れることが第一で、エアロ効果だとか軽量化だとかは考えていません。もっと寒くなれば、真冬用のサイクリングジャケットだったり、厚手の防風防水ビブタイツの出番になります。路面凍結さえなければ外乗りに行きます!ヒルクライムしたいし。
昨年は暖冬で11月下旬までライドに出られましたが、今年は本格的な冬が早くやって来るのだそうです。そんな予報は外れて欲しいなぁと思っています。