自転車で見つける景色

ロードバイクのことやカナダ生活のこと。

Ashcroft Hellclimb 2022

Kamloopsに近いAshcroftには、BC州で最長の舗装された登坂道があります。

6月25日、そこで行われたヒルクライムレース「Ashcroft Hellclimb」に参加してきました。

このレースはCovid-19の影響で20年と21年はキャンセルされ、2年ぶりの開催だそうです。E-Bikeでの参加は不可ですが、老若男女、経験のレベルは不問。完走する根性と自転車を楽しむ心があればOKです。

 

 

レースは一斉スタートで、ゴールの白線を超えた時点でのタイムで記録されます。ちなみにカテゴリーは男女のみ、年齢別はありません。コースは5~14%(平均勾配は6%)の坂を約18㎞、獲得標高約1,000mのなかなか上りがいのある一本道(StravaではHCに分類)です。道路は閉鎖されていないため、法令順守。ただ日曜日の朝ということもあって、交通量はほぼありませんでしたし、4車線道路のため車に追い抜かれるときにヒヤリとする場面には遭遇しませんでした。それ以外の注意はゴールがStravaのセグメントの終了地点よりも少し先に設定されているため、白線を超えるまでは足を止めないようにとのことでした。

 

ゴールラインはすぐそこ(写真は反対車線側にある標識です)

今回は初参加でかつ地の利もないことから地元で「似ている」ヒルクライムで大凡のタイムを想定していましたが、やはり走り出すまでは分からないものです。
最初に一番勾配のきつい坂を越えて少し下り、あとは勾配を変化させながら上っていきます。勾配が緩くなる区間があっても、基本上りっぱなしで「かなりキツイ」という先入観が大きすぎたのか、もう少し頑張れたなと反省。

 

ゴ~ル!楽しかったです

結果は女性第2位、全体では10位(夫は6位)でレースを終えました。来年も挑戦したいと思います。

 

ところで、おそらく日本にお住いの方々にはあまり馴染みのない場所であろうAshcroftについて少し。ここはBC州内陸に位置する人口1600人弱の村で、Thompson Riverがゆっくりと谷を横切っています。また、北海道美深町の姉妹都市でもあり、アートを通じての交流があるそうです。

Visitors – Village of Ashcroft

 

 

日系カナダ人(第二次世界大戦中にはKamloopsに日本人強制収容所がありました)の住民もおり、コミュニティーの中心にあるヘリテイジパークに平和を祈念するモザイクアートが2019年に設置されました。除幕式には美深町の芸術家も駆け付けたそうです(詳しくは 「モザイクの村」アシュクラフトを訪ねて|外務省 )。  

Art & Culture – Village of Ashcroft

 

 

こじんまりとしつつも整備されてとても気持ちの良いこの場所で、アフターレースイベントとしてバーべーキューの昼食とアワード&プライズが行われました。

 

大満足なボリュームの昼食  BC州のクラフトビールはお約束ですね♪

アワードでの記念撮影(自転車レースで初の表彰台!)

プライズドローでスポーツ靴下をいただきました。ハイビズイエローで安全なライド。


イベントオーガナイザーとボランティアの皆さん、素晴らしい一日をありがとうございました。

     

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