自転車で見つける景色

ロードバイクのことやカナダ生活のこと。

ポタリングへGO! -Part 2

前回はこちら→ ポタリングへGO! -Part 1

 

安全にKersley(カーズリー)の市街地を抜けた後は、再びハイウェイへ。

 

ハイウェイの何が怖いかと言うと、制限速度100km(+10km)で脇を抜いていく車が、大型貨物トレーラーやキャンピングトレーラーを牽引しているトラックです。

もちろん可能な限り路肩側を走行していますが、車体が大きいだけに風圧に圧されてしまうこともありますし、接触するんじゃないかと感じたり、ヒヤリとしたことが何度もあります。特に振られたトレーラー部分は遅れてやって来ますので。

 

ハイウェイに乗ってしばらくしたら、雨足が強くなってきました。これから徐々に交通量が増えていくというのに、ちょっとツイてないなぁ。

 

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車で11分、自転車で33分

 

今回のポタリングの目的は、「Granville's Coffee」でランチをすること!

上り坂の途中に大きな看板がありました。店はQuesnel(ケネル)のダウンタウンにあります。

ハイウェイを降りてからの交通量が尋常ではありませんでした。「雨」の「土曜日」の「昼過ぎ」であるのが重なって、車で外出する人が多かったようです。ハイウェイとダウンタウンを結ぶ道路でもヒヤヒヤ。古い町並みであるため、道幅も路肩も狭いのです。もちろん慣れた道ではないこともありますけどね。

 

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Granville's Coffee(グランビルズ・コーヒー)

ずぶ濡れになりながら到着!

自転車から降りたらすぐに冷えてきて、熱いコーヒーが早く飲みた~い!

 

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店の前の歩道に設置されたパティオ

店の前のパティオでも食べることができますが、あまり濡れていないテーブルは埋まっていました。パラソルはあっても日傘的な役割で雨除けにはなっていないような…。

私たちは階段を上がり、踊り場兼通路に設置してあるテーブルへ。

 

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パニーニ2種

 

注文したのはMontreal Smoked Meat Panini(モントリオール スモーク ミート パニーニ:下)で、スモークハム、ハバーティーチーズ、フレッシュトマトがサンドされています。夫はReuben Panini(ルーベン パニーニ:上)で、コーンビーフ、スイスチーズ、ザワークラウト、ホットマスタードのサンドです。パンは自家製だそうです。

半分に切られていたので、夫とシェアして2種類を楽しめました。

何これ、ウマ~!と感動的な美味しさでした。店の名前にコーヒーを冠するだけあって、コーヒーの美味しさも格別!

 

コーヒーは注文後に夫が運んできて直ぐに飲めたのですが、パニーニが出来るまでに1時間近く掛かりました。「雨」の「土曜日」に、特別な時間を過ごす人が多かったのでしょう。

 

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ホットアップルパイ

せっかく来たし、帰りに向けてエネルギーチャージ!とばかりにデザートとコーヒーを追加です。私はアップルパイを、夫はバターターツをチョイス(見た目がほぼ同じなので写真は割愛します)。温めてからフレッシュホイップクリームをトッピング(無料)してくれました。

ここはスイーツ類も全て自家製で、パイやタルト以外にもマフィンやクッキー、ブラウニー等、種類も豊富でした。小さなカフェですがとても雰囲気が良く、また訪れたくなりました。

気になるお値段は...これだけ食べて満足して、前回のThe Alamoよりも使っていません。ローカルの人々に人気があるのも頷けます。

 

余談ですが、Granville's CoffeeのオーナーはQuesnelからTijuana(ティワナ)までの自転車旅を2回したことがあるそうですよ!

 

もう少しまったりとしていたいけど、そうも言ってはいられないのが現実。予定よりも滞在が長くなって、このままでは日没までに家に着かなくなってしまう恐れが。とは言え、そのおかげでずっと土砂降りだった雨が上がっていました。

 

食器を店内に返却して出発しようかとなったときに、ローカルの老夫妻に声を掛けられて...、

「君たちを(ハイウェイから)街に入ってくるところを(車内から)見たよ。あの道は危ないよね」

と、「坂を上るけど、サイクリングトレイルがあるよ」とハイウェイの特に交通量の多い場所を迂回できる道を教えてくれました。感謝!

 

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ハイウェイを迂回できるサイクリング/ウォーキングトレイル

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MTBトレイルへの分岐もあり

 

よくよく考えてみれば、この道も前もって調べておけたはずと反省。直線ルートでしか考えていませんでした。

 

空はどんよりとしたままでKersleyを通過。しばらくすると晴れ間が覗き始め、気温が上がり過ぎることのない1時間程度の距離を気持ち良く走ることができました。

 

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晴れ間が覗く地点もありました

 

最後の休憩であるMcLeese Lakeに着く頃には、再び雨雲に覆われていました。

同方面(Quesnel)からやってきたキャンパーに声を掛けられ、雷雨で(車ですら)とんでもない中を走ってきたから、そっちへ行くなら気を付けた方が良い、と教えてくれました。あの晴れ間はラッキーそのものだったのですね。それでも、強烈な雨雲が私たちの後方に迫っているようなので、すぐに出発することにしました。

 

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McLeese Lakeからは再び雨が…

 

 Williams Lakeに近づくにつれて空が明るくなりました。幸い、大雨に遭うことがなかったです。とは言っても、全身しっかりと雨に濡れた状態からの気化熱と、日没近くで下がってきた気温に冷えが…

 

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なかなか綺麗な夕暮れ時でした

 

ハイウェイのシティリミットからのダウンヒルでは、「寒い!寒い!」を連発。

今、夏だよね⁉

 

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太陽にほえろ!のオープニングが似合いそう(笑)

 

ハイウェイとダウンタウンの交差点では、眩しい夕焼けがお出迎え。

あの暖かさが欲しい…。

 

日没に何とか間に合った午後9時過ぎに帰宅。自宅へ戻るなり、お風呂へ直行でした。

 

走行距離:243.31 km
獲得標高:1,976 m
走行時間:9時間 45分

 

前回よりも疲れていないなぁと感じたのは、やはり美味しさで満たされたからでしょう。ご褒美って大事なのね~と、初ポタリング完了です。 

 

   

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