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カナダで14日間の自主隔離

去る9日、カナダに戻ってきました。

 

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出航準備中の搭乗便(成田空港)

 

当初の搭乗は10日だったのですが、4月に入ってから欠航に伴う9日の便への振り替え要請がありました。おそらく、ふた便分の乗客数で多少の混雑はあるだろうなと覚悟していました。

 

ところが、乗機してみると行きを上回る空席ぶり!

ざっと見て30人程度。多くても50人だろうという印象でした。

チェックインカウンターで混雑具合を訊ねたときに「正直言って、ガラガラです(苦笑)」とのことでしたが、まさかそれほどとは思いませんでした。

 

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開いていた保安口は、通常は優先レーンの1ヵ所だけ(成田空港)

加えて「空港内は、職員や関係者の方が多いですよ」とも聞いていた通り、保安口~出国審査でもわが家以外の利用がなく、まさに職員の方が多い状況でしたね。

 

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搭乗口の待合。こんな光景は見たことがありません(成田空港)

 

到着したバンクーバー空港でも似たような光景が広がっており、入国審査や荷物の受け取りまで一切の混雑はありませんでした。

 

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ソーシャルディスタンスの喚起も(バンクーバー空港)

 

カナダでは、国または州を越えて到着したすべての人に、14日間の自主隔離が義務付けられています。加えて、国境を越えると入国時に隔離中のプラン(滞在場所と連絡先、親族や友人などによるサポートの有無)を書面(ネットで事前申告が推奨されています)と口頭で申告します。
 

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出口付近には自主隔離を念押しする立て看板が(バンクーバー空港)

 

自主隔離中に(自宅のある敷地を超えて)外出すると、最大で100万ドルの罰金と懲役刑に科せられます。※緊急の医療受診は可能ですが、原則として公共の交通機関での移動はできません。

 

カナダは多文化・多民族国であるため、このように「明確」に「強制」する必要があるのでしょうね。

 

 

  

   

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