自転車で見つける景色

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長い長い道のり

私と夫がTeam Stagesのメンバーであることは、以前のエントリー( Team Stages-2019-12-14 )でお知らせしました。

 

加入の際に2020年度のチームキットを注文(必須)し、このシーズンはそれを着て外トレーニングやレース、イベントに出るはずでした。それが紆余曲折を経て、先日やっと到着しました。同時に雪と氷点下気温の冬が到来、あいにく外で着ることは叶わずにオフシーズン突入してしまったのですけどね。

 

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やっと届いたチームキットを着てみました

 

キットは本来2月には届くはずが、製作請負であるWattie Ink(アメリカのトライアスロンアパレル中心メーカー)の度重なるスケジュール延期から製作に入った途端にCovid-19による規制で製造休止(と、言っていた)。

更に規制緩和された5月になっても、下請け工場が破産し一部製品になっていないとか、国際発送は避けたい(あの...国際送料は別途支払い済みですが…)とする問題が明らかになりました。

アメリカ国内ですら8月に受け取ったメンバーがいたり、届いた製品は縫製やプリントの不良が続出で、決して安くはないもの(むしろ高価)が安物以下となってしまう事態に。

 

遂には、忍耐強く交渉してきたTeam Stagesの担当者は、「言い訳ばかりで誠意を見せないWattie Inkとは、今後一切ビジネスはしない」と堪忍袋の緒がぶち切れ。2021年度は2019年度に依頼したCasteliに戻すそうです。とは言え今回の事情が事情だけに、来期分の購入は任意となるとのこと...安心しました。

 

幸い、私たちのキットは致命的な不良箇所はなかったものの、いわゆる特注のハイエンドウェアであるならば、隅々まで気を配って欲しかったなという印象でした。

 

実は、夫はチームアパレルも注文していたですが、届いたものに目を疑いました。

どう考えても1~2サイズ小さい(ひょっとしたらウィメンズサイズでは)上に、注文時と素材が異なり縫製も粗く、1000円以下で店頭に並んでいる放出品に見える残念さ。

 

製品への誇り(品質)よりも利益を優先した?

 

受注生産は特に信用が肝心だと思いますし、高品質を謳う以上Covid-19を言い訳にするのはいかがなものかと...うーん。ぶっちゃけ、チームメンバーのひとりが言うには、「Casteliは件の規制中であっても、特注ウェアを3週間以内に納品したし満足度も高い仕上がりだった」と。

 

あまり愚痴みたいなことは書きたくないのですが、最善を尽くすメーカーはどの国にもありますし、日本のメーカーだったら特に真摯に向き合ってくれたのだろうなと思うと、色々と考えてしまいますね。

 

 

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