自転車で見つける景色

ロードバイクのことやカナダ生活のこと。

富士いち 2019 -Part 1

 

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6月30日に「富士山一周サイクリング~富士いち」に、夫とともに参加して来ました!

公式サイト( http://www.tour-de-nippon.jp/series/fujiichi/ )では、「距離:116.5km 獲得標高:1,724m 最大標高差:655mで、富士山の麓を反時計回りに1周する中上級者向けのハードなコース」とのこと。

 帰省の日程が決まった5月上旬に、滞在中に参加可能なロングライド系を探しすぐに申し込んで、景観とヒルクライムを堪能できるとワクワクしていました。

 

このエピソードは長くなりそうなので2回に分けて書きます。UP後も追記などの編集をすると思いますので、あしからずご容赦ください。

 

実家は千葉のため、前日に御殿場に入りました。

千葉~静岡間は、高速道路を移動中に関してはそれほど強い雨ではなかったのですが、御殿場ICを降りた途端、フロントガラスを叩き付けるような豪雨に。前日受付をするために会場へ着く頃には雨足が弱まったものの、翌日の天気への期待は皆無です。

 

そして当日、やはり朝から結構な雨が降っています。いきなり濡れるのも何だしなとウィンドブレーカー(若干の防水)を着て、自転車で会場へ向かいました。

 

私たちはCグループ(7時)での出走で、会場に到着した時にはBグループ(6時30分)の出走前ガイダンス中でした。列に並んで待つ間、ウィンドブレーカーを脱いでジャージのポケットへ。蒸れて不快になるよりは、雨で濡れるほうがマシかなと。

 

「いってらっしゃい!」の声に送られ、いよいよ出走です!

 

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富士いちのコースマップ

 

会場を後にしたところで、私の後方を走るサポートライダーさんたちが、「予定より出走者が少ない」と話すのが聞こえて来ました。

後日、出走は7割、DNFが3割と知ったのですが、かなりの悪天候(雨・風・霧)だったので、安全や体力を考慮して棄権するのは大いにアリでしょう。私たちにとっても未経験の天候でしたが、帰省の都合で次があるとは限らないこともあって棄権は選択肢にありませんでした。

 

まずは、第一関門「籠坂峠(10.6km, 4.4%)」です。ここへ向かう坂は思っていたよりもきつくはなく、一定のペースで着実に上って行きました。エイドステーションが途中に設けられているのは心強かったです。

 

★AS1:道の駅すばしり(12.3km地点)では、「富士山おにぎり」をいただきました。

ふっくら炊き上げた地元産のお米に鱒フレークの具。ちょうど良い塩加減で美味しいおにぎりでした。

 

峠の最高点へ向けて登坂再開です。雨はザーザーと降っていますが、濡れるのは意外と気にならないものですね。気温も低くはないので、温水シャワーのよう。自転車を漕いでいる間は寒さを感じませんでした。

 

籠坂峠を越えて山梨県へ。下り坂から山中湖村に入りゆるやかな道で湖畔を抜けます。スロースターターの私が「身体がイイ感じ」となったところへ、次のASに到着。あらら、脚を止めるのがもったいない、けど、エイド食が楽しみだし。

 

★AS2:道の駅富士吉田(28.3km地点)では、「富士吉田うどん」。

出汁の効いた醤油ベースの汁にたっぷりの葱でいただきました。遠い昔に食べた吉田うどんの記憶より、ちょっと麺が固くて温かった・・・。気のせい?

 

徐々に雨は小降りとなった雨は、この辺りですっかり止みました。相変わらず富士山は見えませんが、ASのおばちゃんたちは「富士山の麓が少しだけ見えるわよ」「上の方は晴れているかも」と言っていました。

ここを出ると、(一部工事中の場所がありましたが)走りやすい道が続きます。河口湖に面した道は平坦で視界が開けて気持ち良く走れました。キャンプする人たちや観光バスでやってきた人たちをたくさん見かけましたよ。

 

続く西湖へ向かうには、久々の登坂が待っています。平均勾配5.2%でペースが一気に落ちましたが、1.2kmと距離が短く先が見えているので乗り切れます。

 

★給水1:河口湖町立西浜小学校(48km地点)

坂の途中にあるここでは、ボトルに水を補給しました。

 

激坂を越えたあと、西湖の平坦な道を進みます。ここで雲行きが再び怪しくなり、風が出て雨がポツポツと降り始めました。ジャージが濡れる感覚で、ウェアがすっかり乾いていたことに気づいたりも。

 

富士河口湖町に入ってから雨は本降りではありませんでしたが、湿度の高い空気が纏わりついて何とも嫌な感じに加えて、次のASまでにもうひとつの坂が待っていました。平均勾配は3%程度で大丈夫だろうと思いつつも、一気にきつくなる場所に力の配分をミスしてお疲れモードに突入。

 

★AS3:富岳風穴(55.1km地点)では、「ほうとう」。

太くてモチモチの麺が大好きな私にはたまらない美味しさでした。かぼちゃが溶け込んだ汁に辛味噌が合う合う♪炭水化物と塩分のダブルチャージで、疲れ気味の身体に元気が湧いて来ました。

 

休憩を終え、再び自転車へ。ここからしばらくの間は、安全のために車道ではなく一段高くなっている歩道を走りました。歩道はあちこち枝が飛び出していたり、雑草がのびのび生長していたりと走りやすくはなかったですし、それらを避けるには幅が足りない気がしてそのまま突進していました。果たして、ある程度の速度が出ているロードバイクにとって「安全」だったのか少々疑問が残るところでしたが、車道を走行するよりは安全策だったのでしょうし、速度に関しては完全に自己責任ではあるのですけどね。

 

気を張っていた歩道走行を終えると、ゆるやかな坂(平均勾配1.9%)を6.2km上ります。どんよりとした空模様ではあっても、雨足は聞こえてきません。晴れなくてもイイからどうかこのままで!

ここは割とリラックスして走れたおかげで、気分良く全行程の半分に到達です。

 

続きはこちら→富士いち 2019 -Part 2

 

 

 

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