自転車で見つける景色

ロードバイクのことやカナダ生活のこと。

Tour de Cariboo -Part 3

前回はこちら→ Tour de Cariboo -Part 2

 

 

坂を登り切ったら、最後のエイドステーションまでは緩やかな下り。
若干ふわ~とする頭でも、そこまで辿り着きました。
 
バイクを停め、バナナを一本補給。その間にスタッフさんが水をボトルに補充してくれました。お礼を言って再出発する間際、包装を一部開けて食べやすくしたパワーバーを渡してくれたのですが、これがとても助かりました。
 
ここからゴールのGavin Lakeまでは、7km弱の未舗装(グラベルと粘土質の土)道路になるので、ロードからMTBに乗り換える人もいます。この場合は自己責任になるので、家族や友人にバイクの運搬と回収を協力して貰うのです。
 
今回、私たち家族は、義父に帰宅時の車(ピックアップトラック)をお願いしましたが、乗り換えはしていません。
 
 
 
ガタガタガタと安定の悪さに加え、タイヤが滑ってスピードが出ません。
斜度3~7.4%ですが、延々と登るわけではなくアップダウンになるのできつくはないです。しかし、ガードレールのない道の横はちょっとした崖だけに気が抜けません。車が安全に通れるだけの幅はあるのですが、タイヤが横に滑るとヒヤヒヤしていました。エクストリーム系MTB乗りの人って怖いもの知らずだよなぁ…とも思ったり。
 
そうするうちに、Gavin Lakeへの入口を示す看板が見えました。
いよいよゴールです。
 

 

 
拍手で迎えられ、75.16kmを4時間17分でフィニッシュしました。獲得標高は1,256m。
結果は、全完走者中(リレーを除く)9位という結果に驚いています。まぁ、上位とは1時間ほど差があるんですけどね(笑)私から45分後、長男がユース1位でフィニッシュ。アルミフレームとは言え、がっちりした車体の重いMTBであの坂を頑張って登ってきました。すごいすごい。
 
長男曰く、やっぱロードって速ぇ…。乗ってみたくなったのかな?
 
 
ともあれ、ロードに乗り始めて1ヵ月ほどで出せた結果としては良い方じゃないかと思います。特に筋肉痛はなかったですし、体力的にもOKかなと。
きついのは確かですが、レースを通して楽しむことが出来たのは何よりの収穫ですね。
 
 
余談ですが、このイベントは25年目の今年が最後だと、以前書きました。

https://lilyam.hatenablog.com/entry/48566938

これには年々参加者が減って来たことに加えて、ボランティアが集まらないことも背景にあるようです。
 
この参加者は、参加費$50に加えて最低$100の寄付金を集めなければなりません。今回は合計で約$36,000集まったそうですが、最盛期とは比べられない少なさです。
活動資金確保の一大イベントとは言え、参加者とボランティアがあってこそ実施できるもの。終わりを迎えるのは苦渋の選択だそうですが、これも時代の流れの一部かもしれません。

 

 

 

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